ハチナナハチハチ

サンジューがきみにやってくる。世代(87、88)きっかけウェブマガジン。あたりまえを、おもしろおかしく

どうも、野菜生活100に頼りがちなItsukiです。


皆さんは特別な思い入れはないけども不思議な懐かしさを感じる場所、ないですか?
今日は僕が生まれた初めて住んだ町、東京都世田谷区の下北沢より
いい雰囲気をかもしている「闇の抜け道」を紹介します。




下北沢とは?

DSCN2065
小田急線と京王井の頭線が交わる駅一帯で、渋谷、新宿、三軒茶屋と近い。
本多劇場をはじめとした劇場、ライブハウスなど『文化』の発信地。
昔からある老舗と新しい若者文化が狭い路地で交わるのがこの街。


皆さんは『下北沢』と聞いてなにをイメージするのでしょう?

・住みたい町上位に常にランクインしている
・ライブハウスが多い
・古着屋が多い
・方向感覚がわからなくなる(道が複雑、入り組んでいる)


これらはよく友人から聞くところです。


DSCN2062

さて


前置き長くてすみません。お待たせしました。今回は「闇の抜け道」(おおげさ)


北口のすぐそば、ファミリーマートの正面、ミネドラッグの隣に、
ひっそりと「下北沢駅前食品市場」の入り口があります。


DSCN2074
これは雰囲気ありますね。「駅」の字も古い字体。
2Fに位置する小田急線下北沢駅の改札階とホーム階の間を這うように、
新宿寄りの踏み切り周辺まで伸びています。

DSCN2075
上から見る。こんな町並みが残っているなんてビックリしませんか?
写真左下の一帯が食品市場。ツタで覆われているのが駅舎(次写真)。
バラバラの高さと屋根の素材が、改築と増築と補修を繰り返し、
うごめくように成長してきた生き物を彷彿とさせます。

51
駅は実はこんなにツタで覆われています。夏場なので生え放題。
小田急の改札周辺は窓まで覆われていますが、これも食品市場から発生してます。 

DSCN2073
中に入ると今ではお店はほとんど残っていません。

DSCN2071
小田急線の工事に伴い、線路沿いの部分は一部養生がされています。

DSCN2070
大正時代からあった駄菓子屋。今はもう看板を残すのみです。

DSCN2069
反対側の出口。初めてここを見て、入る人はまずいないのでは。
看板がある北口側に比べると唐突に、まさに「ポン」と踏み切り前に出てきます。
まるでタイムスリップしてきたかのような感覚が毎回味わえます。
さび付いた2階部分にノスタルジーを感じませんか?



実は駅の北口側から小田急線を渡った南側に向かうのにここは近道なのです。 
このちょっと怖い通路を抜けると、踏切まで一気に進めるので
小田急を渡りたい時、駅を抜けないで行くことができます。

しかし写真の通りなにもない場所なので、立ち止まる人は決して多くありません。
ただ、一度ゆっくり歩いてみると、戦後すぐの東京に出来た小屋の集合体と
オシャレな街として商業的に発展してきた下北沢の匂いが一緒に流れて、
なんともいえない気持ちになります。
あえて歩調を緩めたくなるような場所、なかなかないですよね。


そんな闇の抜け道も、近々取り壊しが決定しています。
というより、下北沢全体の街を根底から変貌させる大規模工事が進んでいるのです。
それについては他の記事で述べることにしますが、もう闇の抜け道を通れる時間は
そう長くありません。是非一度、覗いてみては。。。。?





Itsuki


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