ハチナナハチハチ

サンジューがきみにやってくる。世代(87、88)きっかけウェブマガジン。あたりまえを、おもしろおかしく

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自分(お前)の当たりまえは当たりまえじゃない。


というのが、一番言いたいこと。少し挑戦的というか、批判的というか、脅迫的というか、ぶしつけな表現ではあるけど、これは常に自分自身に言い聞かせていること。


結構これまでの記事でも「当たりまえ」という単語を引っ張っていたと思う。当たりまえ、という言葉も好きだし、この言葉が軸にあって、ここから始めて自分を考え、相手を思いやれるものでもあるだろうと思っている。


ぼくの「当たりまえ観」は今やどうなっているのか。自分に対しての疑問をここで少しつらつらといってみようか。



当たりまえの多様性
ごくごく"当たりまえ"のことをいうが、 人によって当たりまえは異なる。大きなところで言えば、日本人のカルチャーとしての当たりまえは外国であれば失礼だったり邪道だったり非道であったりすることもありますよね。その逆もしかりで。マナーとかルールってところで、ここは大きく関係してくるかもしれない。


僕は沖縄の離島で育って、  信号一つしかない、コンビニもない村だったから、東京に住み始めたときは、こんなにも生活感とか土地の使い方とか"当たりまえ"が違うんだなぁと、印象深かったのを覚えている。だから面白みを感じたりもする。


もっと小さくしっぽりとしたところでいうと、自分と自分の身近な相手の当たりまえはすべてが同じなのか。否、お互いのもつ当たりまえは違う。どうでもいいけど、「否」って言葉はこんな文章じゃないと使えないからおもしろいなぁ。


すみません、本題に戻って、例えば、程度にもよるけど"料理ができる"ことが自分にとって当たりまえだとする。相手は包丁を握るのさえすごく苦手で、"自分で全く料理しない"ことが当たりまえだとしたら、当たりまえの価値観がもちろんズレてくる。


この状態で一緒に料理をつくるとして、自分はできるからスイスイーっと手際よく進むけど、相手は慣れないからなかなか思うように事が進まない。この時自分が相手にイライラして怒りをぶつけてしまったらどうだろう?自分の当たりまえを相手に押し付けてしまったらどうだろう?拒絶反応とか起きるでしょうよ。


でも当たりまえの押しつけは、意外と日常茶飯事であって、相手の立場を考えずに、ものを言ったり、何かしら行動するのが多いのかもしれない。


ぼくは"文章が書ける"とまでは言えないけど、文章を書くのはどんな稚拙な内容であれ苦ではない。でも文章書くのが苦手な人に、"そんなの簡単にサッと書いちゃって"と安易に言うのは、間に少し隔たりを作るはめになるだろうな。


その場合には、文章を書きたいけど書けないのか、そもそも書きたくないのか、何をどうすれば精神的にも物理的にも文章を書きやすくなるのか、などとコミュニケーションを取るのがいいよなぁ、なんて思ってしまう。



当たりまえによる共感とか理解とか
当たり前は人それぞれ、違う。だって、生まれた土地も違えば、育ててくれた親だって違うし、これまで触れ合ってきた人も違う、何を学んできたかも違う。だから当たりまえの相違は受け入れるしかないでしょ。


自分と相手の、当たりまえが同じであれば共感であって、当たりまえが違っていても理解はできる。むしろ共感と理解の壁をどう越えていけるかが大事なのではないかなぁ。


自分に共感のある人ばかりしか受け入れることができないのって、少し寂しいし、勿体ないとばかりはぼくは頭が反応してしまう。


文章途中で、"ごくごく当たりまえのことを言うが"と始めたが、このフレーズに対する感じ方ですら当たりまえが異なることはあるはずだ。


当たりまえは違っていいし、それが「個性」で「キャラ」で、同じだとつまらない。当たりまえが違うからこそ、お互いに当たりまえのシェアができて、コラボできて、新しいものが生まれるんだと信じて已まない。ある種、当たりまえは「強み」にもなるだろうし、いやなっているだろうし。


これからは、"当たりまえ"をシェアしながら自分の個性に磨きをかける時代になるんじゃないだろうか。

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まだまだ自分の中の"当たりまえ観"は、うまく纏まっている気がしないけど、割と言いたいのは、当たりまえをシェアできると、共感もできるし、当たりまえの吐き出し方で理解ももらえるよね、ってことで。


自分が無意識的に当たり前にやっていることを、意識的に一度目を向けてみると、いいんじゃないのか?とこうやって文章を書きながら、自分に強く投げかけている気がする。だから記事の文章は、裸を見られるよりも恥ずかしいことかもしれないし、弱みの曝け出しなのかなぁ。


とだけいって締めくくります。

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Twitter/@0mija
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