私は東京で3年半社会人を経験した後に退職して旅立ったわけですが、最近何人かの友人と話して、「やっぱり退職って勇気いるよなぁ」と改めて感じています。
そして、何かやりたいことがあるのに退職ができない。そんな人が多いようです。辞めたいけど辞められない。やりたいことがあるのに。
ということで、私なりに「本当にその人は会社を辞めるべきなのか?」という点において、判断基準となるポイントを3つ考えてみました。色々と悩んでいる人は参考にしてみてください。
満足な暮らしができているか?
まずこれが大前提です。精神面も含めて健康が第一ですから、今の仕事をしながら、自分にとって満足な暮らしができているのか。
「満足な暮らし」というのは人によって違ってきます。仕事が楽しければ週末だって働きたい人もいれば、どんなに楽しい仕事でもプライベートな時間も欲しい人もいます。(ちなみに、私は後者です)
満足な暮らしにお金がかかる人であれば、それなりにお金が必要です。逆に、物欲があまりなく、お金がかからない人であれば、低めの給料でも楽しく暮らしていけるでしょう。
退職した場合に生活の質が急激に落ちてしまうようであれば、今は辞めるタイミングではないのかもしれません。実家に帰れば生活費はかからない、という人であればいいですが、そうでない人は、ある程度貯金してから辞めた方がいいでしょう。無茶だけはしない方がいいです。
自分にとっての満足な暮らしとは?という点について、今一度考えてみてください。
仕事を楽しんでいるか?
「やりがいがある」という言葉は、きつい仕事をしている自分を納得させる為に使う場合もあるので、ここではあえて「仕事は楽しいかどうか?」という視点にします。
仕事が楽しいのであれば、それが一番。辞める理由はかなり薄れるでしょう。楽しくないのであれば、何が原因なのかしっかりと考えるべきです。仕事の内容なのか、人間関係なのか。それとも、プライベート面で大変なことがあり、それが精神面で一時的に影響しているのか。
仕事はすごく楽しいけど、社内の人間関係がドロドロで楽しくない。ドロドロ度よりも楽しさが上回っているようであれば、そのまま継続してもいいかもしれません。度合いが高く、人間関係の将来的な回復が期待できないようであれば、退職や転職を考えるべき。
めちゃくちゃ楽しい仕事に巡り会ったのに、人間関係のせいで辞めざる終えないのはとても残念なことですが、それだけ精神的ダメージが大きいものなので、我慢は禁物です。それこそ、満足な暮らしから遠ざかります。
その業界での実力がそれなりにあるようであれば、転職はそこまで難しくないかもしれません。今は転職サイトだけではなく、FacebookやTwitter経由での求人も多いので、フリーランスとして思い切って独立するのもありかも。
今の仕事が全く楽しくなく、その業界にも未練はない場合は転職、もしくは退職という形になるでしょう。これはちょっとリスクがありますが、決断は早めの方がいいです。気になっている業界の求人があるなら積極的にアプローチしましょう。経験値ゼロからのスタートになりますが、成長率はぐんぐん上がっていくはず。例え給料が下がろうと、精神面が回復すれば満足な暮らしに近づきます。
今の仕事を辞めたいけど、自分がやりたいこともわからない。”自分探し”をしたい。その場合は、退職後に無収入になりますので、その期間に暮らしていくための貯金がある程度必要です。生活のための貯金と、やりたいことのための貯金が必要ですね。どうしても仕事がきついようであれば、とりあえず数ヶ月分の生活費だけ貯金して、退職後にバイトで貯めていくのもありだと思います。
”どうしても”やりたいことがあるか?
「やりたいことがある。でも辞めれない」という人は、この点がぶれているのではないかと思います。その”やりたいこと”というのは、”どうしても”やりたいことなのか?ここが大事です。
私は”どうしても”旅がしたかったので、2年前から計画して退職しました。絶対にやりたいことだったので、「だったら若いうちがいいだろう」ということで旅立ちました。
今自分がやりたいと思っていることは、”どうしても”やりたいことなのか?ここをしっかりと見つめるべきです。「実はそうでもない」ということであれば、むしろ退職するリスクの方が大きいです。
以上、3つのポイントを考えてみました。
1. 満足な暮らしができているか?
2. 仕事を楽しんでいるか?
3. ”どうしても”やりたいことがあるか?
これら3つに対する回答が、いいえ、いいえ、はい、となるなら、早めの転職もしくは退職をオススメします。
1. 満足な暮らしができているか? → いいえ
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早めに転職、もしくは退職しましょう!
江里祥和/@powahouse74
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