ネットを完全に遮断してリフレッシュする人もいますが、私は「いきなりネット完全離脱はきついなぁ」と思ったので、「発信はOKだけど受信はNG」という情報収集ダイエットをやってみました。やってみたら、ものすごく気持ちよくて、考える時間が増えて、本当にやりたいことに集中できるようになりました。無意識に何度もFacebookやTwitterを開いてしまう人には、ほんとオススメです。
私の普段の情報収集ツール
Original Update by bestpsdfreebies
私の主な情報収集ツールは、Twitter、Facebook、Gunosy、Zite、はてなブックマークの5つです。以前はFlipboardも活用していましたが、これだと情報の波に溺れてしまうので、数ヶ月前にカットしました。RSSリーダーも使ってましたが、フィードが大変なことになるので、「チェックしたいときに自分で訪問すればいいや」と、これもカットしました。
Twitter(情報量★★★/使用頻度★★★)
→「チェック必須の人」「面白い人」という感じでリスト分けしているので(200人ほど)、基本的にはここで毎日収集してます。週に数回、全体のタイムラインを眺めるくらいです。
Facebook(情報量★/使用頻度★★★)
→友達の近況チェックがメインですが、企業ページやフォローしている人から記事がシェアされることもあるので、最近は情報収集の面もあります。
Gunosy(情報量★★/使用頻度★★)
→メール通知はオフにして、チェックしたいときに自分から見るようにしています。記事数が25件と固定で、そこまで多くないのが助かってます。
Zite(情報量★★★/使用頻度★)
→海外の記事はここで収集しています。以前は、ITやガジェット系のネタを収集してましたが、つい最近農業系のトピック(パーマカルチャーやアクアポニックスなど)に切り替えました。英文を読むのにかなり集中力を使うので、毎日はチェックしないし、読む記事は1日2,3件ほどです。
はてなブックマーク(情報量★★★/使用頻度★)
→これは完全に気まぐれで使います。暇なときに「今どんなことが話題になってるんだろう?」と思って開く程度です。ただ、一度開くと30分はダラダラ眺めてしまいます。はてブを眺めているときは、基本的には暇人です。
特にTwitterをカット
GunosyやZiteは中毒性が低いにしても、情報収集そのものなのでカット。はてブも見ません。そして、一番中毒性のあるTwitterもカット。Facebookでの収集は能動的ではなく、どちらかというとセレンディピティ的ですし、読んでも1日数件なので、これはいいかなぁとキープ。なので、Facebook以外は全てカットしました。
ただ、Twitterに関しては「発信のみOK」というルールにしました。たまにツイートしたり、メンションに対して反応する程度ならOK。意味もなくダラダラとタイムラインを眺めるのが一番いけないので。
やってみて感じたこと
一つの物事に対して考える時間がかなり増えました。ひとつの記事を読むのに費やす時間って数分だし、今までは30分も集中すれば良い方だったのに、ダイエットしてみたら余裕で1時間費やせました。やりたいことがあって、「2,3日で終わるかなぁ」と思っていたことが1日で終わりましたからね。過剰な情報収集がいかに無駄だったのか痛感しました。
Twitterのタイムラインを際限なく眺めてしまっていた理由は、「いま何が起こってる?」というTwitter特有の性質から来るもので、脳が無意識に最新情報を求めてしまっていたからかと。ダイエットした時にさくっとTwitterをチェックしたら、15分で終わりました。これが前は気づいたら1時間なんて当たり前でしたからね。「自分は中毒だったな」と認められたことも大きかったです。
今後の情報収集について
だからといってTwitterを辞めるつもりはないし、他のサービスだって辞めるつもりはないです。ただ、そこには当然メリットとデメリットがあって、今回はデメリットの部分を実感できました。サービスに振り回されずに、しっかり有効活用しないと。
情報収集ダイエットをしたことで、中毒だった頃との比較ができるようになったので、自分に適切な情報量がわかってきました。Gunosyは記事数を25件から10件に減らし(設定で5件~25件に調整できます)、Ziteも読む記事は1日10件までと決めました。これでもまだ多いかもしれないので、今後もっと減らすかもしれません。
収集量はもちろん減りますが、記事を選ぶときの判断力が鍛えられ、ひとつの記事から深く考える力がつきます。いまは、情報格差が少なくなり、「どんな情報を得るか?」よりも、「読んでどう感じたか?どう思うか?」という部分を鍛えることが大事だし、そうすることで差別化(これが目的になってはいけないですが)にも繋がりますし、”自分”というものが形成されていくと思います。
長くなりましたが、自分にとってすごく意味のある2日間だったので、シェアしました。「あ、自分も中毒かも」と思った人は、ぜひやってみてください。
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