ハチナナハチハチ

サンジューがきみにやってくる。世代(87、88)きっかけウェブマガジン。あたりまえを、おもしろおかしく

今朝、ハフポストジャパンでこんな記事を発見。

17年ゼミ:生命の意味を考えさせてくれる傑作動画

アメリカ在住のドキュメンタリー、タイムラプス動画メイカーのSamuel Orrによる作品で、セミの17年間の一生を7分間の動画に収めたもの。

return of the cicadas

これは感動しました。 ズーム映像も多いので、虫嫌いは「うわぁ」となるかもしれませんが、それでもぜひ観て欲しいです。

セミは17年間を地中で過ごし、その後地上に出て幼虫からセミとなるわけですが、陸上に出てからの数週間することは、”子孫繁栄”だけなんです。とにかく、オスが鳴いてメスを引きつける。

この動画を観て、
「生命(いのち)ってなんだっけ?」と思わずにはいられませんでした。 

日本では生きることは大前提で、その上に他者との関わり合いや自己実現の欲求が出てきます。50年60年生きるのは当たり前で、多くの人は「いかに生き延びるか?」というよりは
「いかにより良い人生を生きるか?」という考え方の方が強いと思います。

セミは地下に17年間籠って、その後の数週間が勝負です。人生の90%以上をかけて大人になり、出てきた後にすることは”子孫繁栄”のみ。で、1ヶ月ほどで死んじゃいます。

別に、こんな生き方がいいとか悪いとかではなく、
生きる原点を見せつけられたようでグサりときました。

7分間の動画です。ぜひ、時間を作って観てみてください。あのうるさい鳴き声の背後にはこんな深いストーリーが詰まっています。夏にイラついてたあの気持ち、ちょっとは和らぎますよ。


ちなみに、この動画製作はプロジェクトとして、米国のクラウドファンディングサービス「KICK STARTER」で資金を募集中です。

目標であった3000ドルは余裕で超え、現在は1万5000ドル以上が集まっています。残り20日ちょっとで最終目標は2万ドル。今回紹介した動画はまだまだ第一段階で、将来的には短編映画として発表したいとのこと。セミの一生の映画なんて聞いたことがないので、これは観てみたいです。

江里祥和/@powahouse74 
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