ハチナナハチハチ

サンジューがきみにやってくる。世代(87、88)きっかけウェブマガジン。あたりまえを、おもしろおかしく

[ザックリと、目次]
1. 今年の漢字「離」
2. 来年の漢字「再」
3. 一字に凝縮する美しさ
4. ネタになりますように

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急かしたい気持ちは一つもありませんが、2013年も間もなく終わろうとしています。毎年毎年話題になりますが、今年の漢字は「輪」でした。


ぼく自身の話で恐縮ですが、2013年はどんな年だったかいうと、"家なき男子"としての生活実験を始め、東京を飛び出して京都へ。土地に少し根を生やす程度に滞在しながら、奈良や香川など、少しは転々とした一年でした。先に言うと、25年暮らしてきた中で一番自分自身に変化を感じた年でもあります。

 

ゆっくりと振り返るのも大事ですが、ここはちゃちゃっと思い付いた「今年の漢字」で反省を、「来年の漢字」で抱負を書いてみます。年の瀬に、みなさんが一年を振り返るための参考になれば幸いです。


◉今年の漢字「離」

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東京を離れ、京都を離れ、また東京を離れ、奈良を離れ、また京都を離れ、香川の小豆島へ流れ着いてます。まず、自分が大事にしているコミュニティで暮らす人の傍から離れました。
 

季節が変わり続ける中、移動を続けながら、物もたくさん捨ててきました。自分の身から離した物は数知れず。自分の我、執着心もいくつか離せた気がします(恰好付けるようですが、わりと真面目です。笑)
 

ぼくはずっと捨てることが大事だと思い込んでいましたが、実はそうではないと気付きました。離すことは、"また戻す"ことができます。「捨てるのではなく、離せるほうがいいじゃん、また戻れるし」のようないい意味での"ゆるさ"こそが今年最大の発見でした。


自分を切り離せる存在にすること。仕事でいえばプロジェクト毎に働けるとか、どこにいても、何をやっても、誰とでも、自分がうまく相手や物とうまく付着して、とけ込めるようにしたいからこそ、一度離してみることは大事だったのではないかと思います。

振り返ると、「離」れることが、2013年のぼくの変化を助けてくれました。



◉来年の一字「再」

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来年4月から再び東京に戻ります。仕事としては、再びバーテンダーに戻るつもりでもあります。メディアに少し強く、ライティングできるバーテンダーとして、東京拠点で活動を再開します。

そして今年までの、ぼくが生きた25年間で繋がることのできた人に再び会い、縁あった場所に再び行けるように動きたいです。一度離れたのは、どこかで再び戻るため。一度離れるからこそ、そこへ戻るための引力は強まるのだと思います。

勝手なイメージは「ONE PIECE」。新世界編/マリンフォード頂上決戦後にルフィ海賊団一味が、それぞれに2年間修業した後に再び集まるような。。

そんな訳で、2014は "再び" を起こせるような力を身に付け、仕組みづくりをしたいです。
 
来年に向けて淡々と現在準備を進める「 東京と京都を身近につなぐ"Twokyo Project"」は再び京都に行くためのメカニズムを作るべく始めます。また"ファーム兼メディア兼オープンソース"の東京シェアハウス運営も考えており、これは東京を訪れた旧友の寝床づくり、何か実験をしたい知人たちと一緒に場づくりを行いたいからです。

ライターとしては、自分が携わるメディアが大きくなれば執筆を名目に、さまざまな土地や人の元へ駆けつけることができます。バーテンダーとしては、少しでも腕を磨くことで、お世話になった方々に美味しいカクテルを振る舞うこともできます。

人との再会においては何よりも大事なことですが、一方的な自分の気持ちだけでなく、相手から"また会いたい"と思ってもらえないことには、再び繋がることはできません。だからこそ、誰かにとっての"会いたい人"になりたいです。

「会いたい人=おもしろい人」とぼくなりの方程式があります。理想は、自分が感じる「おもしろい」を貫き、他人にも「おもしろい」と感じ、その人の会いたい人リストに入れてもらえることです。
 

すべて"1回目"があったものに対して、"2回目以降"を加えられるように、スキルを磨き、仕組みを形にする、ただこれに尽きます。再びを引き寄せられるような人間に。



◉一字に凝縮する美しさ

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場所なのか、人なのか、物なのか、出来事なのか。一年を振り返るときのポイントは幾らかあります。ぼくは、場所と人に強い印象が残っていたように思います。

今年を振り返って、来年に抱負を掲げてみて、強く感じることがあります。
ぼくはまだ25歳の若造なのですが、25年目の今年よりも、26年目の来年をより変化と衝撃ある年にしたいなぁ、と。毎年おもしろくなりたいです。


不思議なもので、誰であっても年の瀬になると、これまでの一年を自然と振り返ってしまいますよね。ちょっと思い返してみただけでも、沢山の記憶が浮かんできます。一年を通して、大きく/広く/絶え間なく動き続けた人ほど、沢山の記憶が蠢いているはずです。


それらを丁寧に探りながら、敢えて一字に凝縮して一年をまとめることは、良くも悪くも自分が暮らしてきた時間の生々しさと、あっという間に過ぎ去る時間の尊さと美しさを感じてしまいます。共感してもらいにくいでしょうけど。。

一字に一年を込めるのは、日本人の美のひとつだ、とぼくは思います。今年と来年の漢字を考えていて、まさか最終的に「日本人はいい、日本人でよかった」という結論になるなんて...と自分でもアングリ口を開けてしまっている状態ですが、こんな気持ちで新年を迎えたいです。

来年もハチナナ・ハチハチをよろしくお願いします。


◉ネタになりますように

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ここまで読んで下さったかた、ありがとうございます。

"今年はどんな一年だったのでしょうか?"
"来年はどんな一年を過ごそうと思いますか?"


一字であれば、長ったらしくないので、忘年会/新年会の飲み会で話せるいいネタになりますよ。


書いたひと @0mija 
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