ハチナナハチハチ

サンジューがきみにやってくる。世代(87、88)きっかけウェブマガジン。あたりまえを、おもしろおかしく


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ここ数日、熊本地震が起きてからの数日ですね、なんとなくモヤモヤというか、違和感みたいなものがずっとまとわりついていて、「気持ち悪い」という感覚で過ごしてきたのだけど、それについて。

今は、ぼくは東京にいて、震災の影響を受けたかと言われると物理的にはちっとも受けておらず、なんら日常が変わることなく、過ごしている。周りを見てみれば、カフェでだべってる楽しそうな学生たちや、せかせかと動く移動中のサラリーマン、新社会人になって和気藹々と意気込みを語るような若者もいて、通りではがつがつとビラ配りをするにいちゃんたちがいる。

ただ場を、身近なリアルからウェブへと変えてみると、TwitterやFacebookでは震災における情報提供が止まることなく、発信され続けている。なにか一つのキャンペーンが行われているかのように、ネット場が騒がしい気分だ。そして、テレビをつけてみても、マスメディアは案の定、そういった話がメインだ。

「なんだろう、このギャップは」

という違和感。熊本にいない人であっても、果敢に情報を発信し続けている人がいる。そういった人たちはなんだろうか。偽善なのか? 一瞬こういった人たちに対するにらみを利かせてしまう。この場を通じて、自分たちの株を上げようとしているのではないかと。そういった人たちも少なからずいるのではないだろうか。

とはいえ、ほとんどはそうでなくて、彼らのモチベーションはなんだろうと考えてみると、それはおそらく現地に「家族や友人たちがいる」ということだと思う。知り合い(とその大切な人たち)が困っている、そのためにリアルウェブ問わずに動き回っているのだと思う。そういう意味では、やはり"関係性がつむぐもの"の大きさに気付かされる。

そして、物理的距離というのは、悲しいほどにその危機感を薄めてしまう。過去に書いたが、東京で沖縄の問題について考えることすらを忘れる自分もいたことを思い出す。海外で起きている地震に対する、日本人の関心もそうであるように。それと同時に、離れてても考えるきっかけをつくるのは、先にも触れた現地の人との関係性や、過去に被災したという経験なのかもしれない。

ぼくの立場はいうと、基本的には、自分の活動を変わることなく続けていくこと、だと思っている。3.11を新宿のど真ん中で味わい、あんな高いビルがぐわんぐわん揺れて、正直「ここで死ぬのかな」と感じた身としても、「熊本のため」とあれこれ動きだすほどのモチベーションはぼくにはない。

東北とは比にならないかもしれないけど、過去にそういった場を体験したからこそ、気になる部分はもちろんあるし、早く現状がよくばればと思っている。

ただここで、そわそわして、何もできずに経済活動が止まることによって起きる問題もあるはずだし、それって意味あるの?と感じてしまう部分もあるので、ぼくはそうしたい。無理はせず、今の自分にできることを考えるとそうなった。だから、特別なことをする気はひとつもない。申し訳ないのだけど。

ちょうどサッカーの本田選手が「こういう時だからこそ、各々に与えられた役割を行動に移すことが求められている」と言っているが、言葉を借りるとそういう気持ちでしかない。「〇〇をやってる」から偉いとか、自粛しろ、とかそういう議論よりも、その人の日常を想いをもってちゃんと過ごせばいいとぼくは思う。

とはいえ、「熊本のため」にはなにかをしようと思わないが、先ほどにも触れた関係性のある「友人のため」という意味ではなにかできないものか、無理にがんばらず、"ぼくの日常におけるぼくの役割"とはなんだろうか、いついては考える。そこが自分のなかではっきりとしなかったからこそ、余計に、自分に対して気持ち悪さを感じていたのかもしれない。

たからさがし。のふたりや、きなしょうが農家の丸山さんご家族たちがいて、どういったことができるのかということを。現地に足を運ぶこともできないし、だからといってSNSに頻繁に投稿もできる気はしないし、寄付をすることに対する違和感も多少あったりもする。と考えたとき、ぼくにできるのは、こうやってブログで書くことくらいしから、できることはなく、かなりしょうもないレベル。

少しばかりではあるけど、現状もまだ把握しきれてはいないけど、参考になりそうなウェブ情報をここに載っけておこうと思う。他の人が発信しれた情報をまとめるくらいしかできないので。

まずは、冒頭の画像にもあるハルくんがまとめてくれた防災における心得。また「OLIVE(災害に遭ってしまったとき、知っておくと助かるデザインとアイデア)」もある。こっからは、現地内外問わずに、役に立ちそうな情報をどんどん羅列しておく。

OLIVE


ーー災害グッズーー
□ 日用品で非常時に使えるグッズ集
http://sonaeru.jp/goods/handiwork/



ーー動ける人にむけてーー
 できますゼッケン
http://issueplusdesign.jp/dekimasu/

できますゼッケン 〜避難生活に助け合いを

 炊き出し&支援物資集積地点
https://www.google.com/maps/d/u/0/viewer?mid=z0vaopp-YVgI.ka7mLuXcpem0

 熊本・大分で営業しているスーパー
https://www.google.com/maps/d/u/0/viewer?mid=z0vaopp-YVgI.kitdNvSnNLjQ


ーー災害時の行動ーー

 東京都の防災ブック「東京防災」をWeb・スマホ用に最適化して再配布してみた
http://blogos.com/article/131741/

□ 地震が起こったら、まずこれをしろ!
http://www.satonao.com/column/variety/jishin.html

□ 気象庁 | 余震について| 余震から身を守るために

http://www.data.jma.go.jp/svd/eqev/data/aftershocks/bousai_aftershock.html

□ 子ども向け/東日本から学ぶ災害の備え
http://www.plus-arts.net/tossa/


□ 「安否の電話はちょっと待って!」大地震が起きた時やるべきこと
http://togetter.com/li/962633

□ 家の防災完全対策
http://www.yayoiarimoto.com/entry5.html
 

□ 避難所用間仕切りシステム
http://www.shigerubanarchitects.com/…/2016_kumam…/index.html

熊本外から被害に遭った人たちをサポートしたい方


ーー寄付関連ーー
□ 寄付する前に!「義援金」と「支援金」と「寄付金」の違い 

http://alternas.jp/study/news/22673

□ 熊本地震寄付先まとめ
http://ichiokuen-wo.jp/saving/9457

□ 熊本城主一口制度(寄付)

http://sanpogarden.hatenablog.com/entry/kumamotocastle_list

□ セーブザチルドレンジャパン(寄付)
http://www.savechildren.or.jp/lp/childemergencyfund/


□ Yahoo!基金 熊本地震災害緊急支援募金
http://donation.yahoo.co.jp/detail/1630023/


□ 熊本地震の災害支援ページ
http://volunteer-platform.org/emg/jishin20160414/


 年収500万円で妻と子供2人の場合で40000円!! そうだ。熊本の自治体にふるさと納税しよう
年収500万円で妻と子供2人の場合で40000円!! そうだ。熊本の自治体にふるさと納税しよう

*お金も長期的にみると必要なものにはあるけど、
現地の声を拾うと、もっと即効性のあるかたちで、「食料」「水」などそういったものの物資支援がより好まれるかもしれない。

□ 【熊本震災】物資不足地域情報
https://www.facebook.com/kumamoto0414/


ーーインフラ関連ーー
□ 通れた道マップ
http://www.toyota.co.jp/jpn/auto/passable_route/map/
トヨタ   通れた道マップ

 熊本が荷受停止になっていることを知ってください
http://1kando.com/35006

□ 
00000JAPAN とは 大規模災害時にWi-Fi無料開放、設定方法は?
http://www.huffingtonpost.jp/2016/04/14/00000japan_n_9697192.html

□ 熊本地震の被災者に「アパマンショップ」が無償で空室物件を貸し出すと発表 
http://rocketnews24.com/2016/04/15/737845/

□ 給油可能なガソリンスタンド
https://www.google.com/maps/d/viewer?mid=z0vaopp-YVgI.kYQ_gfhjOlh4


ーーその他ーー
□ 「今までの経験則から外れている」連続する地震、南海トラフなどへの影響は 
http://www.huffingtonpost.jp/2016/04/16/kumamoto-earthquake_n_9711618.html?ncid=fcbklnkjphpmg00000001

 熊本地震の被災者以外の方へ。「自分の防災」と向き合えるのはきっと今だけです。
http://hirokimochizuki.hatenablog.com/entry/bosai

□ 熊本・九州(大分/宮崎)の震災 支援情報まとめ | 株式会社アラタナ
http://www.aratana.jp/pray_for_kumamoto/


ルカルドのくわまんさんはじめ、ひだまりシェアハウスのはやしださんなど、九州内で情報発信してる方もいるので、そういった方々の動きをフォローしてみるのもいいかもしれない。防災ガールなどの防災系の情報もチェックしておくとよさそう。


上記の情報は、必要に応じて随時アップできればと。最後に、熊大出身のたからさがし。のふたりが、昨日このようなことを書いており、グッときた言葉だったので共有しておく。
今がこの優しさの連鎖を
繋げていく時なのかもしれないとも思っています。
不特定多数に対する優しさなんて、自分がそうであるように、正直ぼくは難しいとも感じているとも思うけど、身近な人に対して、お世話になってきた人を振り返ってみれば、その人たちに対してなにかしらの気持ちが生まれて、やれることはあるのかもしれない。

ぼくは日常におけるぼくのできることが、ここに記してるものであって、少しがんばってみようとか思ってもなく、冷めており、(完全無力の)しょうもない結果に終わってはいるけど、職能があったりしてぼく以外のエネルギーを持ってる人はもっとやれることあるはずで、そういった延長で、互いに補完しながら"助け合い"というのも成り立つのだろうと思う。

彼らの日常を非難するでもなく、他の人の活動に引け目をとるのでもなく、
自分たちの日常を無理に壊すのではなく、最低限、そこにいる人たちを多少なりとも思うことはできたらいいなぁと。とはいえ、その日常のなかにおいても何もできなくて役立たずですみません、とは感じるので、謝っておきます。すみません。ごめんなさい。

自然をどうこうできるわけではない、とは承知で、かといって、待つだけでなく添えることもあるはずなので、そういったことも踏まえ、すこしでも早く、状況がよくなりますよう。


0mija

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