ハチナナハチハチ

サンジューがきみにやってくる。世代(87、88)きっかけウェブマガジン。あたりまえを、おもしろおかしく

ぼくは街を歩くとき、前を向いて歩くことにしている。
それは、当たり前でしょ、と言われてしまうかもしれない。

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最近はいつも通り道がてらに、渋谷の街を歩く。
スクランブル交差点や、ハチ公前のうじゃうじゃ感にはいつも驚く。驚き飽きない。
そうやって歩いていると、実はちゃんと前を歩いている人は少ない。
携帯・スマホを眺めながら歩いているからだ。

ただでさえ人口密度が高い場所を移動するのにも関わらず、
まわりが歩く先を気にせずただただ自分が進みたい方向に歩く。

この光景を眺めたときにふと想うことがあった。

この街には、大事なことに向き合ってくらしを営んでいるひとは少ないんじゃないかと。

AKBがももクロなどの新曲が大音量でかかり街に響き、
絶えない居酒屋のキャッチ、ショップでの薬局や煽りに煽るセール広告、
何か刹那的な、これから先に控えている大事なことを見てないがした。

見えていないのでなく、見ていない。 

何かがあることには気付いている、
しかしちゃんと目を向けようとしていない。

というのを、スマホを見ながら歩いているギャル風のお姉ちゃんや、
せっせと移動するビジネスマンを見て思った。

"スマホ歩き"という一つの現象に凝縮されている何か。
真実はわからんが、事実として。

「人の振り見て...」とよい諺がある。だから我が振りを考えてみたい。

ぼくはちゃんと見えているのか?

と疑問を自分にぶつけるとハッとしてしまう。
知らず知らずに見ていないことはあっただろう。

街にいるんだけど、街を見ていない。
と同時に、大事なものを見つける視界をスマホに奪われるみたいな。

ながら作業は好きだけど、
歩きながらスマホを眺める、はもうしたくない。しない。

もう違和感もでてきてるし。
スマホばかり見てると、自分にとって大事なことを見逃してしまう気がして。

そこに自分のくらしの答えはないよ、って。 

少なくとも、見ようとしないと見えるもんも見えない。
これはあるな。 ちゃんと見よう。

 書いたひと
Twitter:@0mja
Facebook:Shogo Omija 
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